OpenAIの行くべき道
現在、GoogleAlphabetがOpenAIを追撃中。先行者OpenAIが発見したLLMはしかし、その単純な構造から模倣が容易で、世界中でLLMが開発されるようになった。Googleは自社のインフラとの融合からTPUの開発とも相まって次の段階への発展が期待されている。
さて、OpenAIは同じ方向を向いて競争してもGoogleと勝負になるのだろうか? LLMのパイオニアとしてOpenAIがやるべきなのは、今まで連携されていない機能との融合だろう。
具体的には、目、耳、皮膚、手足、ニオイなどの体の構成要素との融合。それぞれ重いテーマで挑戦だが、これがAIのブレークスルーをもたらす。
この中で特に難しいのは、やはり目と手足、耳だろう。
目は空間把握、手足は、筋肉と骨格の連動、耳は周波数分解と位相分析による位置の把握などだろう。
現状の投資方向を見ているとGPUを更に増やすことに注力しているが、粗利益率70%のNVIDIAをさらに太らせる方向に狂奔するのは意味がない。粗利益率70%ということは、投資効率は1/3ということだ。Googleのテンソル計算加速器TPUにより投資効率は3倍に向上する。